今回は留学先をどうやって選ぼうかと悩んでいる方へ、ぜひ参考にしていただきたいお話です。
私は大学生の時にカナダのトロントで1か月の超短期留学を経験しているのですが、「もっとこうしとけばよかった…」という失敗談があります。
少しでも留学に興味があったら、私と同じ失敗をしないためにも是非読んでみてください。
※今回の失敗談は語学を学習するという目的においての失敗になりますので、何かの研究をしたいとか何かを本場で学びたいといった目的の留学には参考にならないかもしれません。
学校にネイティブがほぼゼロ
まずは、留学先の学校に英語ネイティブがほぼゼロでした。
正確に言うと、自分と同じ日本人や韓国人、中国人の留学生ばかりのクラスになってしまいました。
学校で話すネイティブは先生だけ。
日本人同士だとついつい日本語で話してしまうので、英語漬けの毎日とは程遠かったです。
こんなことにならないために、留学先の学校は留学生の受け入れが多いのか、ネイティブの生徒と関わる機会があるのか、などきちんと確認しておいた方が良いでしょう。
また、確実に英語漬けになるためには留学する国を選ぶ段階で、日本人がいない国を探すのがいいでしょう。
私の友人はアイルランドへ留学へ行きく際に、「日本人がゼロ。」という理由で選んだと話してくれました。
留学期間中はほとんど日本語を話さないという環境を作ることが、実のある語学留学にする必須条件ですね。
ホストファミリーとの触れ合いほぼゼロ
次は、ホストファミリーとの関わり方についての失敗です。
ホストファミリーと聞くと、大抵は温かく迎え入れてくれて短い期間でも家族のように接してくれるような想像をすると思います。
しかし、かならずしもそうではありません。
私の場合、冷たくされたとか家政婦のように扱われたとかではないのですが、部屋を貸してもらって食事を出してもらうだけの関係でした。
一緒に出掛けたり、団らんに混ぜてもらうことはなかったです。
朝食も夕食も一人で食べ、親戚一同でパーティーを開いても紹介されることなく部屋の隅で突っ立っているだけ、ファミリーは別室に籠って出てこないので家で会話はほぼなしでした。
プライベートを尊重してくれた、という部分ではよかったのですが少し寂しかったです。
ですが、ホストファミリー側からしたら、赤の他人、しかも外国人でまともにコミュニケーションを取れるかもあやしい学生を受け入れなければならないのです。
留学生が自分たちとどのくらいの距離感でいたいのか、なんてわからないですよね。
ものすごくボランティア精神の強い家、もしくは留学経験がある人がいる家でない限り、最初から理想のホストファミリー像に近いことはないと思います。
現実では、留学生を受け入れると大学などから補助金が出るからやっている、というような家も少なくないです。
そのため、こちらも割り切って生活をするか、もしくは思い切って自分からたくさん話しかけてみるかのどちらかだと思います。
もしそれが嫌なのであれば、いっそのこと学生寮のある学校に留学するのが良いかもしれませんね。
そもそも留学の目的が不明瞭だった
ここまで、留学先の環境についていろいろと準備不足だったことを書いてきました。
しかし、そもそものことろ、自分の留学の目的が曖昧だったから環境を整えようとしなかったんじゃないか、ということに気づきました。
「語学留学」であることは間違いないのですが、いったい自分はどれくらい英語を話せるようになりたいのか、現地で友達を作りたいのか、その国の文化が知りたいのか、学校で学びたい分野は何か、を考えないまま留学を決めてしまいました。
留学へ行けば何か困難なことを乗り越え、成長できるだろ、というなんとも抽象的な考えでした。
今もしもう一度やり直せるのなら、現地で出会った人たちに日本の文化や旅行先を紹介したり、日本への印象をインタビューしたりすることを目的に、日本人の少ない英語圏の国を留学先へ選びたいです。
そして、留学へ行く前にしっかりと英語で日本のことを説明できるよう、予習をしていくでしょう。
人は一度失敗してから気づくことが多いですね…
【番外編】よかったこと
いろいろと失敗したと思ったことを書きましたが、私が留学先でよかったなと思うことがあります。
それは「治安がいい」こと。
薄暗くなってからでも一人で外を歩けましたし、ぼったくりのお店もなかったですし、スリに遭うこともなかったです。
外国の町を自分一人で歩いただけでもかなりレベルアップ感がありました笑
治安がいいことは何よりも大切なことなので、いくら英語漬けになるためとはいえ危険な場所に向かうのだけはやめてくださいね。
まとめ
以上、わたしの留学失敗談でした。
何事も初めてのことは失敗がつきものです。
一発目から思っていた通りのことが起きるのは逆につまらないですしね。
とはいえ、留学はお金もかかるし労力もかかります。
しょうもない失敗をするより、もっと実のある失敗をするためにも私の経験を参考にしていただければ嬉しいです。
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