TOEICで900点を取ったらキャリアアップできるかな?
会社から言われてどうしても800点以上取らないといけない…
EIKOやしんじと同じような疑問や悩みをお持ちのみなさん、
こんな意見を見て、努力するモチベーションが下がっていませんか?
- TOEICで高得点を取っても意味がない
- ガリ勉の英語力は信用できない
- 実践的な英語は身につかないのでTOEIC対策は無駄
TOEICは有名なテストであるがゆえに、そのメリットについて様々な意見が飛び交っています。
特に、高得点保持者については上記のような否定的な意見が少なくありません。
しかし、だからといってTOEICで高得点を目指すのは本当に意味のないことなのでしょうか?
実際にTOEIC680点から900点までスコアアップした私の答えは、
目的による。です。
では、どんな目的なら意味があって、どんな目的なら意味がないのでしょうか。
900点を取ったからわかる、目的別のTOEIC高得点に対する本音をお伝えします。
TOEICはあくまで手段
まず、そもそもの前提を確認しておきますが、
TOEICはあくまでも英語力を客観的に評価するためのツールです。
決してTOEICを受けること自体が目的ではありません。
(中にはTOEICERと呼ばれるTOEIC受験が趣味のような方もいますが…)
TOEICという手段を使って成し遂げたい、何か目的があるはずです。
そのことを踏まえて、以下の解説を見ていきましょう。
TOEICで高得点は基本最強
結論、TOEICが高得点だと、得することはあっても、損することは絶対にないです。
当たり前ですね。
では、皆さんがどうしてTOEICの勉強を始めるのに二の足を踏んでいるのか。
それは、
「忙しい中、時間と労力を割いてまで高得点を取るメリットはあるのか?」
ということが気になっているからだと思います。
何を隠そう、私も900点を取るまでは何度も同じことが頭をちらつきました。
そこで大切になってくるのが、冒頭でも書いた通り、TOEICで高得点を目指す目的です。
まずは自分がどんな目的のためにTOEICを受けるのか、以下でしっかり確認しましょう。
TOEICを受ける目的
TOEICを受ける最終的な目的は様々かと思いますが、大きく分けて二つのカテゴリーに分かれます。
- 「評価されるため」
- 「コミュニケーションに使うため」
それぞれ具体的に見てみましょう。
「評価されるため」
基本的に大半の人は一つ目の「評価されるため」が目的になっているかと思います。
具体的には、
- 就職活動のため
- 昇進のため
- 転職活動のため
などです。
メリットが大きいのは「評価されるため」が目的の時
まず、英語力がどうこうという以前に努力する才能があると証明できます。
TOEIC900点以上を取れるのは受験者の5%未満であり、相当な難易度です。
あなたが帰国子女か何かでない限り、簡単に取れる数字ではありません。
そういった意味で、「勉強して成果を出す」ことを証明できています。
また、企業からすると「ビジネスにおいて英語を使える」ことが最低限保証された人材になります。
よく、日常会話レベルの英語が話せます、という声を聞きますが、
ここでいう「日常会話レベル」とはいったい何なのか、明確な定義はありません。
人によっては挨拶ができれば日常会話レベル、という認識もないことはないので、
企業からすると評価しづらいですよね。
ですが、TOEIC高得点保持者は、現在話せるかどうかは別にしても、
かなり高いレベルで「メールを読む」「ニュースを聞く」ことができると判断しやすいです。
このように、評価される場があるのであれば、
TOEICで高得点を目指すことは十分なメリットがあると言えます。
「コミュニケーションをとるため」
もう一つの目的として挙げられるのは「コミュニケーションをとるため」です。
具体的には、
- 海外で働くため
- 英語を話す人と仕事をするため
- 海外から来たお客様の接客をするため
などです。
メリットが小さいのは「コミュニケーションをとるため」が目的の時
やはり、「読む」ことと「聞く」ことに重点を置いて勉強することになるので、
コミュニケーションをとるにはTOEICで高得点を取るだけでは不十分といえます。
コミュニケーション力を上げたい場合は、英会話を頑張った方が実践的な力が
身につくかもしれません。
ただ、ビジネス英語を身に着けたいと考えている人は、
TOEICと英会話を両立させることを強くお勧めします。
というのは、単純にTOEICの内容はめちゃくちゃビジネス英語の基本を学べるから。
TOEICはビジネス英語や仕事をするうえでの英語に特化しているため、
ビジネスシーンでよく使うフレーズや単語を知ることができます。
英会話を始めるにしても、これらのフレーズや単語を知らないままだと、
スピーキングに集中できず、効率よくレッスンを受けることができません。
ビジネス英語を学ぶ材料がTOEICである必要はありませんが、
どうせ勉強するならついでにハイスコアも狙ってみると一石二鳥ですよね。
わざわざTOEIC高得点を狙う必要がないのはどんな人?
では、ここまで読んでいただいたみなさんならわかると思いますが、
わざわざTOEICで高得点を取らなくてもいい人はどんな人でしょうか?
私が思うに、以下の二つに当てはまる人は無理に頑張らなくていいと思います。
- 英語で評価される必要がない人
- 今後ビジネス英語を使う場面がない人
意外と当てはまる人は少ないかもしれませんね。
まとめ
社会はこれからどんどん英語ができる人材を求めています。
しかしながら、日本のビジネスパーソンの英語力はまだまだ満足いく基準ではありません。
だからこそ、周りよりも少し努力すれば、きちんと評価されるのが英語なのです。
今、やる気になっているのであれば、すぐに始めましょう。
今日から始めた英語の勉強が1年後、2年後、さらに10年後の未来を変えるかもしれません。
他人の意見を気にして始められないほどもったいないことはないです。
「小さなことを積み重ねることが、とんでもないところへ行くだた一つの道」
イチロー
皆さんがこの記事を読んで、少しでもやる気になっていただけたらとても嬉しいです。
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